永久脱毛について
美しくすべすべした肌は女性の憧れ。そんな肌になるために永久脱毛をしている人は多いと思います。
しかし、これから永久脱毛をしたいと考えている人は少なからず不安を抱いている人もいるでしょう。今回は、永久脱毛とはそもそもなんなのか、どこで行えばいいのかを調べてみました。これから永久脱毛をするけど不安だという人の役に立てればと思います。
永久脱毛とはそもそもなに?
永久脱毛とはそもそもなんなのでしょうか。永久脱毛というからにはそれをやったら二度とその場所に毛が生えないというイメージをしますよね。
永久脱毛の定義、そしてそれは一回だけで済むのかどうかを調べてみました。
永久脱毛とは
永久脱毛の定義とは、やってから完全に毛がそこから二度と生えてこないというものではなく、脱毛をしてから1ヶ月以内に生えてくる毛が前に比べて80パーセント以上減少していたら永久脱毛は完了しているということだそうです。
それでは完全に肌がつるつるにならないじゃないかとがっかりする必要はありません。ちょくちょく永久脱毛をしていれば、毛は生えなくなりつるつるの肌を手に入れられますよ。
アメリカにはこの永久脱毛の専門機関「電気脱毛協会(AEA)」というものが作られていて、そこで先程の定義が設けられています。日本ではそのような具体的な定義は設けられておらず、電気やレーザーなどで毛が生える原因となる毛根を破壊し、毛が生えるのを防ぐ行為を永久脱毛と呼んでいます。
不再生脱毛
永久脱毛を1回でも行なったことがある人はこの言葉を聞いたことがあると思います。不再生脱毛とは、永久脱毛と同じような意味で使われていますが、永久脱毛より料金が安くて痛みも少なく身近に行なえるものとなっています。
不再生脱毛という言葉を何故使っているのかというと、サロンや脱毛エステは医療機関ではないので、永久脱毛で使用するような強い脱毛機器は使用できません。よって、1回の脱毛で効果はあまりなく、通う回数を重ねる必要があります。
結局の話、毛を無くすということという最終目的は同じですが、場所と過程が異なっているので皮膚科や美容クリニックで行う脱毛は永久脱毛、エステやサロンで行う脱毛は不再生脱毛というように区別がつけられています。
痛みが少ないというのは肌にも余り負担がかかっていない証拠なので、行く回数が多くてもいいということであればエステやサロンの方がいいかもしれませんね。
ムダ毛が無くなるまでの回数
ムダ毛の永久脱毛は先ほども述べたように1回行なったら毛が2度と生えてこなくなるというわけではありません。何回も行う必要がありますが、大体何回行けば毛は生えてこなくなるのでしょうか。
一般的には1回で半分、2回目でさらに約半分…というように、1回やるごとに半分ずつ減少していって、完全にムダ毛が無くなるのは7回か8回と言われています。大抵の人が7回目くらいで残っているムダ毛は全体の約2パーセントです。ここまでくれば余り気にする必要はないかと思われますが、完全に無くしたいのなら更に回数を重ねる必要があります。
美しくつるつるとした肌を手に入れられるために、自分の肌の調子と相談しながら挑戦してみてはいかがでしょうか。
永久脱毛はどこでできる?
基本的に永久脱毛はどこで行なうのでしょうか。選択肢は2つです。皮膚科やクリニック、そしてエステやサロンです。この2つで行う脱毛方法にはどのような違いがあるのでしょうか。
クリニックや皮膚科
皮膚科やクリニックで行う脱毛方法は永久脱毛と言われています。強いレーザー光線を使用して毛根を破壊し、毛の再生を阻害します。
このような強いレーザー光線を使えるのは皮膚科などの医療機関の医師のみです。それ以外の人が強いレーザー光線を使って脱毛を試みるのは禁止されています。これはごく最近、平成13年に決められたことで厚生労働省から通知がきたそうです。
レーザー光線を使い確実に毛が生えてくるのを少なくしていき、回数を重ねるにつれて毛が無くなっていくのが期待できますので、皮膚科やクリニックを調べて行ってみてはいかがでしょうか。評判を調べることも忘れず、肌に合う合わないも相談してみて下さいね。
エステサロン
エステやサロンで行うのは先ほども述べた通り不再生脱毛となります。
何回も回数を重ねるにつれて永久脱毛と同じような効果は得られますが、基本的にこの場所で行う脱毛は毛を減らすことを目的としています。エステでは強い光線を出す脱毛機器は使えないため、弱い光線で毛を薄くしていきます。
肌の負担のことを考えるとエステやサロンで脱毛を行なったほうが良いのかもしれません。通うことにより生えてくる毛は産毛程度になり、目立たなくなる効果が期待できますよ。
永久脱毛は自分ではできないの?
永久脱毛は自分では完全にはできません。それは先ほども述べたある決まりがあるからです。
医師以外は永久脱毛はできない
厚生労働省が平成13年に定めたことで、医師以外の人間が強いレーザー光線を使って脱毛行為をすることは禁じられています。よって、自分で永久脱毛をしようと思うなら、家庭用脱毛機器を繰り返し使って脱毛をするしかありません。
家庭用脱毛機器も様々な種類があり、人それぞれ肌に合う合わないがあります。電気店で販売員に聞いたり、医師に相談を受けるのをおすすめします。
自分でやるのは面倒臭いし何より不安があるという人は、皮膚科やクリニックで専門医に脱毛をしてもらいましょう。脱毛すると肌トラブルが起きたりすることもありますので、肌を美しく保ちたい場合は専門医が安心です。
エステでは減毛程度
先ほども述べたように、自分、またはエステで行うのは不再生脱毛と言い、何回も回数を重ねて毛を減らしていきます。
エステやサロンでも永久脱毛同様の効果を得られますし、料金も永久脱毛よりは比較的安く、さらに肌を痛めることが少ないのがいいですね。クリニックや皮膚科でがっつり永久脱毛をするのは不安だという人はエステやサロンがおすすめです。
ただ時間やお金の面でクリニックより総合的に少し多くなるかと思われますので、肌と相談してクリニックかエステを選んでみて下さい。
脱毛クリームで永久脱毛はできないの?
強いレーザー光線でも弱いレーザー光線でも、毛根を破壊していくわけですから、肌に負担がかかるのではないかと不安に思いますよね。またエステやクリニックに行く時間がないという理由で脱毛クリームを使っている人も多いかと思います。
家でも気軽にちょっとした時間で使えるのが嬉しいですね。しかし、この脱毛クリームで永久脱毛と同じような効果が得られるのでしょうか。クリームを塗るだけで、肌を傷めないで毛を無くすことが出来るなんて夢のような話ですが、実際にどうなのか調べてみました。
減毛程度
脱毛クリームは塗ると肌表面の毛が溶けて一時的に毛を薄くしてくれ、基本的に毛を減らすくらいの効果がありますが、完全に毛を無くし生えなくするという効果はありません。
あくまで減毛程度なので、過度な期待はできませんが、肌を一時的にツルツルにしたいという程度なら脱毛クリームを塗るという手もあります。
自分の肌に合わないクリームを使用してしまうと、肌が綺麗になる以前にアレルギー反応などで肌が荒れてしまう可能性があります。不安な方は塗る前に成分などをよく調べて、アレルギー成分について皮膚科に相談してみて下さい。
肌表面の毛を溶かして薄くする効果
完全な脱毛効果はありませんが、この脱毛クリームを使い続けることによって毛を減らして薄くする効果は期待できます。
痛くないし時間も余り使わなくていいし、わざわざエステや皮膚科に行かなくてもいいというメリットがあるので、時間がなくてかつ痛いのは嫌だという人には脱毛クリームをおすすめします。
先ほども述べましたが、くれぐれも自分の肌に合わないクリームは使い続けないように気をつけて下さい。合わないと感じたらすぐ使うのをやめて、自分に合うクリームを探して購入しましょう。
まとめ
いかがでしたか?永久脱毛の定義、どこでできるか、そしてクリームの効果はお分かり頂けましたでしょうか。
やはり脱毛で大事なのは美しくなることですが、それ以前に肌に負担をかけないかどうかです。クリニックやエステで脱毛を行う場合はそこの評判をよく調べ、クリームを塗る場合は成分をよく調べて皮膚科に相談をして下さい。
美しくなるのも肌の健康あってこそです。安心安全に脱毛をして美しくなりましょう。